教員紹介 FACULTY

サラントゥ メラニー

  • ソーシャルデザイン
  • トランスフォーメーションデザイン
  • アートベースリサーチ

九州大学芸術工学部のソーシャルデザイン教授として、私はソーシャルデザインと芸術に基づくアプローチ、特に疎外された状況における幅広い経験と専門知識を持っています。また、フィンランドのラップランド大学の非常勤教授でもあります。ナミビアの工芸とデザインに深く関わってきたのは20年以上に及び、ナミビア大学で10年間講義をしたこともあります。ナミビア、フィンランド、オーストラリア、日本の疎外されたコミュニティに芸術と物語の実践がどのように影響するかについて研究してきました。欧州委員会研究員(2020~2023年)として、ホライズン2020の資金提供を受けた「辺境での行動:社会彫刻としての芸術」(AMASS)というプロジェクトで、ヨーロッパの辺境にある社会における芸術の役割を詳しく調べました。私の研究と芸術は、このプロジェクトでは孤立と移住の条件によって定義され、北極と極南の地理によって強調された周縁性の概念を探求しました。南オーストラリア大学で取得した視覚芸術の博士号では、ポストコロニアルのレンズを通してナミビアの工芸とデザインの世界を描きました。また、Routledge から出版された Empathy and Business Transformations (2022) など、いくつかの学術書の編集も行っています。

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九州大学では、トランスフォーメーションデザインと学術出版と普及の講義を担当しています。これらのコースは、芸術とデザインのレンズを通して複雑な未来を切り開くために必要なスキルと知識を学生に身につけさせるように設計されています。これらの科目に取り組むことで、学生は優れた研究と高品質の学術出版物を生み出すだけでなく、私たちが遭遇する多様な環境と協力して未来の世界を創造的に予測、計画、形成できる独自の視点を養います。未来のデザインには、創造性、視覚デザインと芸術的思考、多様性、そして私たちの社会と環境に対する文脈固有のソリューションが必要です。