チャールズ&レイ・イームズは、1977年“Powers of TenTM”の映画で、視座を変えることで見えてくる世界の違いを強調しました。多様な視野・視座・視点を持つことによって、物事の多面性を捉えると同時に、本質を見定める洞察力が、デザイナーには求められます。そして時は更に進み、21世紀から22世紀を目指して生きる我々人類が直面する課題は、ますます超複雑化・超高度化しています。新たな未来を作り上げるには、他分野にまたがる専門家とチームで協力し、戦略的な視座からプロジェクトをOrchestrateする戦略的デザイナーが求められています。様々な知識を備え、「サーフィン」し、物語り、描き、仲間とともに実現する、、、そんな力を、大学院で一緒に磨き、養っていきましょう!Be polyglot!(多言語話者たれ!)
羽山 康之
- 製品サービスシステムデザイン(PSSD)
- デザイン・ドリブン・イノベーション
- 持続可能性に向けたトランジッションデザイン
イタリア・ミラノ工科大学での研究とデザインと経営のコンサルティングでの実務の経験を通じて、ストラテジックデザインの研究とプロジェクトを実施してきました。デザインは、企業のイノベーションや社会変革ための戦略的なアプローチになると捉え、新しい世界を創造(Worldmaking)するための方法を研究し、実践しています。日本、イタリア、インド、イギリスでの教育研究や、ベンチャー企業のデザイン戦略、企業の新規事業・製品・サービス開発の現場での経験から、理論(研究)と実践(制作)を大切にしています。