教員紹介 FACULTY

張 彦芳

  • ユニバーサルデザイン
  • ソーシャルデザイン

私の専門はユニバーサルデザイン/ソーシャルデザインです。
ユニバーサルデザインの基本理念はSDG(持続可能な開発目標)と同じく、「誰一人取り残さない」世界を目指し、すべての人々が多様な価値観を尊重し合いながら、デザインの力を用い、SDGsの諸課題について解決提案を行うことです。それらの成果一つひとつを社会へ還元し、人類が幸福で豊かな社会を実現していく研究活動を行っています。具体的には、2016年からDesign for SDGs/Global Goals Jamワークショップを通し、行政、大学、企業、NPO、地域住民などの幅広い機関とパートナーシップを構築し、地域課題解決提案するデザイン創造ワークショップで、その成果を社会実装するまでを目的とします。また、デザインの力を活かしたSDGs教育活動のプロセスや可視化ツールの研究活動も行っています。このような実践例の積み上げにより、様々な分野からデザイン思考の活用方法などについて、より普遍的な知を探求しています。

Messages

20世紀が積み残してきた社会の多様で複雑な諸課題を解決するには、それらの要因や社会からのニーズ、そして解決の糸口を多方面の視野から俯瞰的に探り、イノベーション創出できる新しいデザイン学の教育研究の手法が必要です。このようにデザインに対する社会的な役割や期待が高まっている中、デザイン学の教育研究の現場として、その概念と方法論の再構築を行う必要があると考えています。
新しいコースの設立は、この伝統から革新への転換期の新しいチャレンジで、SDGs(持続可能な開発目標)などさまざまな社会課題を、デザインの領域から貢献し、社会の現状から未来の変化を洞察し、生活の中にある課題の本質を考え、デザインの力を活かして創造プロセスにおいて、多面的な視点を統合し、アプローチすることで、実現可能性と持続可能性を両立できるイノベーション人材育成を目指します。